2011年1月16日日曜日

みんなの希望、みんなが希望


病院の受付を済ますために、赤ちゃんを抱いていたお母さんは、その赤ちゃんをお姉ちゃんに預けた。
少し歳の離れたお姉ちゃん。とはいえ、まだ小学校の低学年ぐらい。
「ここに座りなさい」と、さっと席を譲る人、「かわいいねえ」と声をかける人、
病院の待合室が、まるで陽の当たる公園のような温かさに変わった。
赤ちゃんの笑顔は「希望」そのもの。
誰だって赤ちゃんだった。その笑顔は、みんなが「希望」の証。