大家 「今日集まってもらったのは、お花見の件だけどね・・・」
熊っあん「その話なら、今年は見送りってことで・・・春になったとはいえ、節電第一で・・・」
金っあん「節電?この時代にそもそも電気なんてねぇんだよ。お月さまの明かりで十分でぇ」
熊っあん「節電だけじゃないでさぁ。今年は、仮設トイレが被災地に・・・という諸事情がありやす」
金っあん「ばっかやろう~、酒ったって番茶の酒じゃあ出るものも出ねえよ~。(落語・長屋の花見)
大体、「今年は、今年は」って言うけどよ、おめえは来年も生きているつもりかい?」
大家 「おや、金さん、たまには良いこと言いますね。
そう、おまいさんが言うとおり、明日も生きているなんて約束はないんですよね。
それは人間の「おごり」というものかもしれませんね」
金っあん「おごり???」
大家 「そうですよ、桜は自分が桜だと思って咲くわけじゃありませんからね。
きれいだとか、何だとか、それは人間様が・・・」
・・・すると、顔を真っ赤にした金っあんが・・・
金っあん「この熊っ野郎、貧乏面をしやがって、金を持っていやがったな。
どこのどいつにおごりやがった!!!
大家、東北地方の酒買ってこい!!!今年の花見は熊の「おごり」だぁ~~~!!!」
おあとがよろしいようで、チャン、チャン。って、結局何を言いたいのか、私ったら(笑)